Dream


□第一話
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うちは一族の屋敷へ着くとちょうどイタチが帰って来た。

「兄さん!!」

「サスケと名無しさん。なんだサスケ、名無しさんに修行を見てもらっていたのか?」

「今日は見てないわよ。イタチ貴方もう少しサスケに修行つけてあげなさいよ。」

「ふ…時間があれば。」

イタチは軽く笑いサスケの頭を撫でた。

「また兄さんはそういう…」

「ほんと、困った兄さんね。サスケ。」

「兄さんなんかほっといて中入ろう!」

「そうね。」

名無しは不貞腐れたサスケに笑いかけ屋敷の中へ入った。



「あら、名無し。いらっしゃい。」

「お邪魔してます、ミコトさん。」

「母さん!今日の修行でさ…」

サスケはミコトの元へ行き今日の修行について話し始めた。

「ふふ、やっぱりまだ子供ね。サスケは。
イタチ、少し話しましょう。」

「えぇ。」

名無しとイタチは縁側に出て座った。






「名無しさん、いつもサスケの面倒を見てくれてありがとうございます。」

「別に何もしてないわよ。それより任務の方はどうなの?」

「いつも通りです。最近は少し任務が増えたぐらいですかね。
名無しさんこそ忙しいんじゃないんですか?」

イタチは名無しが暗部だという事を知る数少ない人物だった。

「そうね。昼は上忍、夜は暗部。寝る暇もないわ。
この間の長期任務でもう疲れたわ。」

「はは。名無しさんは凄いですね。
そういえばシスイが今日長期任務から帰ってきたみたいですよ。」

「あらシスイが?貴方もまだ会ってないの?」

うちはシスイ
イタチの親友であり、名無しも何度か顔は合わせていた。

「えぇ。俺は任務でしたから。」

「そう。また近いうち会いに行くわ。」

「そうしてやってください。」
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