スピカテリブル
□第5章
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「はい、そうですが…」
リルハは振り向き答える。
男性はホッとした様に安心して
「実はシェリアさんから聞いたんだ」
"シェリアさん"って響きにリルハとメイ、アルヴィンは
「シェリアから?」
「てことは貴方はシェリアさんの知り合いなんですか?」
リルハが聞き
男性は
「ああ、仲間だよ!」
「申し遅れたね。僕はこのウィンドル国王リチャードという者だ!」
「王様!!?」
当然みんなは驚きだす。
アルヴィンは冷静に話を続け
「んで、その王様自らが俺達に何か御用でしょうか?」
「シェリアさんやヒューバートから全て聞いているよ。元の世界に帰る為の方法を探してるんだよね」
リルハは大きく頷き
「そうです!」
「もしかして帰れる方法が見つかったとか?」