氷と水の星霊魔道士

□第6章
2ページ/4ページ


ロキに抱きしめられたまま入口の方を見るリルハ。

驚いた表情で


「うそ…会えた……」


そして赤い髪の少年の方に一直線に走っていき



『あすか!!カイ!!!』



「よ!」


"あすか"と呼ばれた少年がリルハに手を差し出して


「久しぶりだな」


リルハは泣きながら


「久しぶりだな…じゃないよぉ〜急に居なくなったりしてさ…」


あすかは泣いたリルハの頭を撫で


「悪かったな。お前には行き場所も何も告げず出ていって」
「ばかばかあすかのばか!」


更に泣きながらもあすか叩く。

「いてぇって」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ