氷と水の星霊魔道士
□第2章
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「おーい!お前等、依頼者探しに行くんじゃないのか」
リリーがリルハの腕の中で叫び
「おう!サッサとサラマンダーとこよりも早く終わらせようぜ!」
「そうでしたね!ジュビアも早くグレイ様に会いたいですし・・・」
「依頼者?」
一夜が首を傾げながら聞き出す。
「もしやとは思いますが妖精の尻尾の方々も今回の討伐の依頼を頼まれて?」
「なんだよ。テメーらのとこもかよ・・・チッ、信用してのかよ!」
「まぁまぁガジル兄ちゃん。人数が少しでも多い方が楽になるよ!」
「必要ねーな」
「むむむ・・・我々、青い天馬(ブルーペガサス)も甘く見られてる様ですねー」
「だったらどっちが先に多く倒せた方が勝ちってのはどーだ!ギヒ」
「ちょっ!?ガジル兄ちゃんッ!!!」
とガジルは一夜に問いかけるが一夜はあまり乗り気じゃなさそうに俯く。
ふと、リルハが何か閃きだし
「じゃあ…いい事思いついたよ!一夜さん一人だけじゃ可哀想だから私と一夜さんで討伐するってのはどうかなぁ?」
「ギヒだったらリリーとジュビアもそっちに行け!俺1人で充分だ!」
「まぁ言うと思ったがな」
てことでガジル1人と一夜を含めたチームでバルカン討伐が始まりだす。