スピカテリブル

□第2章
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『わぁー!!でっかい風車ー!』


私は見た事ない大きい風車に驚く。


「『全く知らない世界だわ(だな)…』」


アルヴィンとメイは入口近くで立ち困った様に溜息を溢す。


「メーイ、アルヴィン!向こうにりんごの木があるよー!」

「あ、ちょっと…リルハ!」
「走ると転ぶぞー!」


リルハはりんごの木の近くにいた見回りの兵士さんぽい人にりんごを貰いメイ達に近寄る。


「はい、2人も一緒に食べよ!」
「はぁ…。リルハは嫌じゃないの?全く知らない場所に来ちゃったんだよ」
「うん。でもだからってこんな所でボーとしてる訳にはいかないよ!」
「ま、それもそうだな。」


アルヴィンはリルハがくれたりんごにかじりつく。


「そうね。」

「それにね、私なんだかワクワクしてるんだ!」
「なんで?」
「だってなんだか旅してるみたいだしそれにこーしてメイやアルヴィンに会えたのもなんだか嬉しいんだ!」
「ふーん」
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