スピカテリブル

□プロローグ
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ここはフィオレー王国にあるマグノリア。
その中にある一つのギルド妖精の尻尾(フェアリーテイル)。

中では賑やかな怒声と物音で響き渡る。


「覚悟しやがれ!!変態氷ヤロー!!!」
「じょーとじゃねーか。テメーこそ覚悟しやがれ!バカ炎!!!」


炎と氷がギルド内を包み込む。



「はぁ…」


金髪のナイスバディな女性がその光景を見て溜息をつく。

そこへ銀髪の男性がルーシィの元に歩み寄る。


「ナツとグレイは相変わらずの様だな・・・」

「あ!キルシュ。おかえりー」
「ああ」


突然、激しく地面が揺れる。


「わっ!!」

「よっと!大丈夫か?」
「ええ。ありがとう。キルシュ、大丈夫よ!」


ルーシィはキルシュに支えられながらも体制を保ち


「また地震?この所ほんと多いわね」
「原因もわからないし一体なんなんだ・・・・」




地震の影響を受けジュビアは亀裂に落ちそうになるリルハの腕を掴んでひたすら上へと上げようとする。


「待ってて!今、みんな呼んでくる!!!」
「え、ええ…お願いします…」


レヴィが急いでギルドへ向かいだす。


「ママぁ…」

「リルハちゃん…絶対ママの手を離してはダメですからね!」


そして再び地震は2人の頑張りを打ち砕くかの様に起こる。


「くっ……あっ・・・・」
「いやぁぁあああ」


リルハとジュビアは地震の亀裂へと誘われたかの様に落ちていく。

そしてこれがこれから始まるであろう大きな戦いの序章にすぎなかった。
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