氷と水の星霊魔道士
□第3章
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「鉄竜の咆哮ッ!!!!」
「『ウォーター・スライサー!!!!』」
ガジルは咆哮で辺りのバルカンを一掃しジュビアとリルハは母娘で一掃して片付けていた。
「こんなもんで充分だろ」
「チッ・・・全然つまんねーな・・・・」
「ふっ。物足りなそうな顔してるな」
リリーは少し笑みを浮かべ
「こんなんじゃサラマンダーのヤローに勝てねーじゃねーか」
「ナツお兄ちゃんもガジル兄ちゃんもパパもみんな充分強いと私は思うなぁ〜」
「たりめーだ!」
ガジルは照れくさそうにソッポを向きながらリルハの頭をわしわしと撫でリリーとジュビアはその光景を後ろからクスクスと笑いながら見つめていた。
*
そして、リルハ達は依頼者から報酬を貰い一夜とも別れギルドへと帰って来る。
「ただいまー!」
元気よく入口の扉を開けたのはリルハだ。
グレイもルーシィも振り返り
「おう。リルハ、おかえり!」
「おかえりなさい!リルハ!」
「グレイ様〜♡」
ジュビアは目をハートマークにしながらグレイに走り寄りグレイの腕に抱きつく。
「ジュビア。お前も大丈夫だったのかよ?」
「はい!グレイ様!」
グレイはまるで子犬をあやすかの様にジュビアの頭を撫でる。
「ガジル!!お、おかえり、なさい・・・////」
レヴィはガジルに近づき頬を赤くしている。
ガジルはにやにやと笑いながらガシガシとレヴィの頭を撫でる。
「あ?チビガキ。相変わらず変な顔してんぞ?」
「なっ!?し、してないし!!////」
「レヴィなんだか嬉しそう・・・」
「ああ。あの2人は相変わらずだな」
リルハとリリーはそんな2人の光景を見ながら微笑んでいた。