スピカテリブル
□第22章
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「所でライ、リアンハイトで何処に行くつもりなんだ?」
「結晶界(クォーティア)の結晶都市ワンダリデルだ!」
「なるほど、確かにそこなら色々設備も揃っているからな」「ああ」
「とりあえず今日はエストレーガで休んでから次の日出発しよう。みんな、お疲れみたいだしな」
といってカルセドニーのお兄ちゃんは私達の顔を次々と見渡す。
「パライバ様から宿屋の代金も必要ないとの事だ。」
「あらぁなんだか悪いわねぇうふふ」「ぐふふ、後パライバ様に可愛い宮廷画家の事も頼んだからね、カルセドニー」
カルセドニーのお兄ちゃんから盛大にため息が溢れる。
「お前達は全く変わってないな..」