スピカテリブル
□第20章
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帝都エストレーガへ入ったリルハは宿屋でライを待っていた。
「パパ…」
リルハは下を向きながらグレイの方を向きグレイは振り向いて
「どうした?リルハ」
「…ママ、大丈夫…だよね?」
「リルハ…」
グレイはリルハを慰める様に優しく微笑みながら頭を撫でてあげ「大丈夫だ!」と
----------突然、街の人々が騒めきだす。
「なんだ?」
グレイは窓から様子を伺うと街中そこらかしこに魔物が人を襲おうとしていた。
「おい、なんかやばそうだぞ!」
「助けようよ!」
リルハが発した言葉に釣られ次々と皆頷き宿屋から飛び出す。