Next Tals of the Abyss
□第1章
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(じいちゃん、おせぇな..)
「おじいちゃん遅いね。大丈夫かなぁ」
俺は何か不安を感じ剣を手に持ち立ち上がる。
「お兄ちゃん?」
「もう暗いしリリカは家で待ってろよ」
「お兄ちゃんも気を付けてよ!早く帰ってきてね!」
「ああ」
といってリリカに背を向けながら手を振って家を出る。
(じいちゃん。おかしいなぁ....いつもだったらお酒買いに行ってすぐ帰ってくるのに)
ライクは辺りをキョロキョロと見渡しながら探しだす。
····カサ
足音が背後から聞こえサッと振り向くと髪はやや長いライクとそう対して変わらないぐらいの女性がいた。
「お前、誰だ···」 「貴方····」
更にやって来る足音に女性の方は警戒しながら振り向く。
「やぁレナ。やーっと見つけたy」
「貴方....この街には*何も無かったはずよ」
女性は男性の足元を見てキッと睨み付け男性の足元に倒れている人を見てライクは怒りを露にする。
「お前ぇじいちゃんに何してやがんだぁぁあああ」
サッと剣を構え魔神拳を放つ。
「ほんとここのやつはどいつもこいつも煩いなぁ〜....」