スピカテリブル
□第19章
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それからみんなはそれぞれ別行動をとる事にした。
リルハはロリセの後ろ姿を見かけ声を掛ける。
「ロリセちゃん!」
ロリセは振り向き
「あれ、リルハちゃん。どうしたの?てっきりお父さん達の方にいるのかと思ったけど」
「うん、パパの事はもう大丈夫!わたし、ロリセちゃんとこうしてお話してみたかったから」
「えぇこんなあたしと?」
リルハは少し恥ずかしそうにモジモジしながら
「あ、あのね、わたしとお友達になってほしいの!」
ロリセは少し笑みが零れ
「あー!笑うなんて酷いよー!」
「ごめんごめん。けどさ、もうあたしは友達、と思ってたけど?ふふ」
それを聞いてリルハはポカンとしてたのが一気に笑顔に変わり
「ほ、ほんと、に?」
ロリセは頷く
「わぁーい!ロリセちゃんだぁいすき!!」
と言いながらロリセに抱きつく。ロリセはリルハの頭を撫で
「(ほんと可愛いな。妹みたい…)」