Story
□梅雨
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えりあゆ
壮「あゆっち、おはよ〜」
愛「壮さん!おはようございます!!」
壮「いよいよ梅雨入りやな〜」
愛「そうですね…梅雨は湿気が多いのであまり好きじゃないんです…」
壮「せやな〜、あゆっちいつにも増して猫っ毛やな〜」
愛「来る前にきちんと手入れしたんですけど…」
壮「私が直したるわ。」
壮さんはそう言って少し雑に、でも優しい手つきであゆっちの髪を櫛でとかしあゆっちの持っていたヘアアイロンで綺麗に髪を整えた。
愛「壮さん…」
壮「なんや」
愛「幸せです…」
壮「何を言うとんねん」
鋭い突込みとは裏腹に、優しく爽やかな笑顔を見せる。
壮「ワックスすんで。」
壮さんは髪のセットがうまい。特に長髪のセットは美容室を出た後のような仕上がりになる。
パシャッ
あゆっちは鏡越しに映る壮さんと自分の姿をスマホで撮った。
壮「ちょ、何とっとんねん!」
愛「壮さんが素敵だったので…」
壮「まったく…。ほら、出来たで。」
愛「わ〜〜綺麗!!ありがとうございます!」
あゆっちはふわふわの髪になり、しかもそれを壮さんにしてもらったにでご満悦だ。
壮「ちゃんと自分で出来るようにしいや?私、もうやらんで?」
愛「え〜〜〜、これからもお願いします〜…」
壮「自分の髪やろ!」
愛「自分の髪ですけど、壮さんセットお上手だし、髪も壮さんにセットしてもらう方が生き生きしてます!!」
壮「なんやそれ…まあええわ。たまにはそういうのも悪くないし。」
愛「やった〜〜〜!!」
結局は仲良しえりあゆでしたとさ*