“Azure”もう1つの物語

□覚醒〜おもいで〜
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ここは?

(そこは勇輝が育った場所)

え、さっきの声?

(勇輝、早く記憶を戻して)

早くって言われてもなぁ
ここは、家の中か、目線がすごく低いのはなんで?


「「勇!あそぼうよー!」」

ん?いまのこえは?


『うん!いまいくからまってて、そう、かず!』

へ、僕何もしゃべってないよ? 
うわ、体が勝手に?
あ、そっか
これが一騎君と真壁さんが言ってた勇輝
僕はその子の記憶を見てる?
ご丁寧にもその子になりきって

ま、任せればいいか
なるようになるでしょ


そう思ったとたん場面が変わって、前に見た木の根元にいた
僕は一番後ろにいて、
前にはソウ、かず、衛、剣司そして咲良が・・・・・・


待って、なんで僕はこの子たちのことが分かるんだ?


「勇、これ なおるとおもう?」

「僕がやってるのに なんでゆうきに聞くんだよ!」

『けんかしないで
うーん、直るんじゃないかな
けむり が出てないし』

「勇、なんで けむり が出てないなら だいじょぶ だと思うの?」

『けむり が出てると、しょーとっていうのが起こってて、そうなるとなおしにくいからやっかいだ、
っておじさんが言ってた!』


「・・・・・・できた!」


ジジ、ジ・・・・・あなたはそこにいますか?


っこれは?!



「こたえてみる?」

「そうだね、みんなでいくよ
せーのっ」


だ、だめだ!


「「「「「『ここにいるよ!!』」」」」」


『!!う、うわ、ぁ………カハッ』


皆が応えた途端、僕は苦しくなって目の前が真っ暗になった
かすかに僕を心配した声が聞こえた気がした





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