長い旅(月刊少女野崎くん)

□第7号
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〜野崎の家〜

御子柴「ふーん、新キャラなぁ・・・」

佐倉「そう!この前私の友達の結月紹介したの!声が綺麗で歌声はもう天使みたいで・・・野崎くんの手にかかったらきっとすごく魅力的なキャラクターになるんだろうな〜って考えると友達でもちょっと妬けちゃうね」

名無しさん「どんなのになったんだか・・・」

御子柴「そんなにすげぇ女だったのか」

男「それより俺、トイレ行きたい」

女「(くそ!殴りてぇ!)」

御子柴「(まさかこれじゃねぇよな・・・)」

名無しさん「それより御子柴は派手な友達とかいねぇの?」

御子柴「俺か?おいおい誰に聞いてんだよ、目の前にいんだろ?超美形のプレイボーイが」

佐倉・名無しさん「「・・・・・・」」

御子柴「なっなんだよその目!わかってるよ!ちょっと言ってみただけだよ!///」

名無しさん「(いや・・・つーか御子柴ってヒロインのモデルだし・・・てかプレイボーイって何だ)」

〜学校〜

御子柴「しょうがねぇからそれっぽいのを紹介してやるよ」

佐倉「どんな子?」

名無しさん「可愛い系か美人系か・・・いやでも御子柴だから無いな」

御子柴「ひでぇ!まあいい・・・聞いて驚け、奴の通称は『学園の王子様』だ」

佐倉「!?(ヒロイン直々の王子様紹介!?そんな・・・マミコにはもう鈴木君がいるのに・・・!)みこりんの浮気者!」

そう言って佐倉は走りながら行ってしまった

名無しさん「お前・・・そういう奴だったんだな・・・待て佐倉!」

逃げ出した佐倉を追いかけに行く名無しさん

御子柴「なんでだよ!!!」

《ドンッ》

野崎「うおっ、って佐倉・・・?」

佐倉「あ・・・野崎くん・・・み、みこりんが・・・((ウルウル」

野崎「え?御子柴が?」

名無しさん「もう彼氏がいるのに他の男ともいい感じなんだ!」

野崎「!?」

御子柴「待て!誤解だ!そんな目で見るな!」

鹿島「何騒いでんの、御子柴」

御子柴「か、鹿島・・・!いいところに!見ろお前ら!こいつが王子様だ!」

3人の目線がスカートに向けられる

3人「あ・・・よかった、男と浮気じゃなかった・・・!」

御子柴「いやだから本命の男もいねぇからな!?その大前提をまずどうにかしろ!」

鹿島「どうもー、2年G組の鹿島遊です、演劇部所属でーす」

名無しさん「もしかして演劇部だから『学園の王子様』なのか?」

御子柴「いや、それもあるとは思うけどよ」

女「鹿島くーん」

鹿島「あれ、シャンプー替えた?」

女「あっうん!変・・・かな?」

鹿島「いや、一瞬バラの妖精が現れたのかと思ったよ」

御子柴「アレを素でやってのける勇敢さを称えて我々は王子と呼んでいる」

男子「(王子・・・)」

男子「(王子!)」

名無しさん「男が呼んでんのかよ!」

女「鹿島くん、放課後ケーキ食べに行かない?」

鹿島「喜んで付き合うよお姫様方」

御子柴「すげぇだろ、日常生活で姫って使わねぇよな普通」

佐倉「でもちょっと呼ばれてみたいかも」

名無しさん「そういうもんか?よくわからんな・・・」

女「鹿島くん久しぶり、私のこと覚えてる?」

鹿島「もちろん、君の可愛い顔は覚えているよ」

女「もう、名前で呼んで」

鹿島「それじゃあ・・・えーと、お姫様」

佐倉「(誤魔化した・・・!)」

名無しさん「・・・呼ばれたいか?」

佐倉「あんまり・・・」

鹿島「私達は1年から同じクラスだったんだけどね」

御子柴「そうそう、初めの方はお互いライバル視してたんだけどよ」

学力:鹿島→98点、御子柴→30点

運動(マラソン):鹿島→前、御子柴→後ろ

度胸試し(飛び込み):鹿島→飛ぶ、御子柴→震えてる(結局飛んでない)

トーク術:鹿島→女達に囲まれてる、御子柴→会話術の本

鹿島・御子柴「「今ではすっかり友達に!」」

名無しさん「相手にならなかったんだな御子柴・・・情けない」

鹿島「でも私結構有名だと思ってたんだけどなぁ・・・ちょっとショック」

佐倉「わ、私はその・・・((チラッ」

野崎「?」

佐倉「(野崎くんしか見てなかったから・・・なっなーんて言えるわけないですよね!)」

鹿島「うーん・・・」

佐倉「(ああ・・・でも鹿島くん確かにかっこいいなぁ・・・って何ここ!右向いても左向いても心臓に悪すぎる!)」

そう思って佐倉は御子柴の傍に行った

佐倉「みこりんの傍って落ち着くね」

御子柴「なっなんだよ、褒めても何も出ねぇぞ!」

名無しさん「(佐倉・・・地味にひでぇな・・・)」

鹿島「あ、君は私のこと知ってた?」

思い出したように名無しさんに聞いた

名無しさん「全く(即答)」

鹿島「クリティカルヒットしたよ・・・まだまだか〜」

名無しさん「まあ俺はこういうのに関しては見た目じゃなくて中身派だから、つかリアルにそういうの求めてねぇけど」

鹿島「そういうタイプか、参考にするよ・・・そういえば君達ってどんな集まりなの?」

4人「!!!」

佐倉「(なんて言えばいいのかな、友達・・・?でも野崎くんの口から友達って宣言されたらなんかこう・・・望み薄い感じでそれはそれでショックというか・・・)」

名無しさん「(漫画家がどうとか言うんじゃねぇぞ、めんどいことになりそうだし)」

御子柴「(言うなら・・・そうだな、同士とか運命共同体とか盟友ってとこか・・・?)」

野崎「マンションの1室でアレやコレやする仲だ」

3人「(いかがわしすぎるだろ!!!)」

鹿島「ってもうこんな時間か!」

御子柴「おお、早くしねぇとお迎え来るぞ」

名無しさん「お迎え・・・ってことは演劇部のか?」

御子柴「ああ、あいつサボり魔だからな、部長直々に毎日来るんだよ、すげぇぞ演劇部のお迎えは、よく見てな」

佐倉「(もしかして、舞台の装置で来たりするとか!?)」

堀「てめぇ鹿島!遅れてんじゃねぇよ!!!」

部長の堀に思い切り蹴られる鹿島

御子柴「力技だから」

佐倉「(バイオレンス!!!)」

堀「邪魔したな」

鹿島「ちょ、部長、歩けるから・・・!」

堀「そのまま腹筋でもしてろ!」

そう言われて鹿島は引きずられて行った

そんな状況でも・・・

女「鹿島くん、放課後のケーキの約束どうしよう!」

鹿島「泣かないで、必ず抜け出して迎えに行くよ」

ナンパを続行していた鹿島は堀に回された

佐倉・名無しさん「(バカなのか・・・)」

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