長い旅(月刊少女野崎くん)

□第5号
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〜野崎の部屋〜

御子柴「野崎、今日泊まっていいか?」

野崎「あぁ、いいぞ」

佐倉「(いいな・・・)いつもどんなことするの?」

御子柴「そうだな・・・相談に乗ってもらったりするぜ、主に女の話でな」

名無しさん「あれ、もうこんな時間か!?終わんねぇな・・・野崎、もう少しいてもいいか?」

野崎「いいぞ、まだ始めたばかりだからな、少しずつ慣れていってくれ」

佐倉「(えっ名無しさんも!?いやでもお泊りじゃないのか)」

〜その後〜

名無しさん「ふい〜少し休憩っと」

さゆり・明日香「「どっちと帰る気!?」」

御子柴「野崎!名無しさん!俺はどっちと帰るべきなんだ!?」

野崎「明日香かな・・・なんか怒ってるし」

名無しさん「お前さーいつも後先考えねぇよな、ドラ○エのときも1回宿屋行こうっつってんのにボス戦行って・・・そのときはギリギリで倒したけどこれ(ギャルゲー)はそう上手くいかないんだぞ」

御子柴「あのときはお世話になりました」

名無しさん「リセットすれば?」

〜3年前・御子柴side〜

現実の女と上手く話せなかった俺は、とりあえず勉強してみることにした

御子柴「オールラウンダー・・・これだ!」

だが、女というものは実に奥深かった

御子柴「ツンデレかと思いきやヤンデレかよ!?」

御子柴「お前、前はそのプレゼント喜んでたじゃねぇか!」

御子柴「いい感じだったのにフラレた・・・!?」

俺は諦めずに挑戦し続けた

女の子「私と・・・付き合ってくれる?」

御子柴「いいともー!!!」

〜現在〜

御子柴「そして、2次元から3次元へ・・・((コト」

そう言って取り出したのは・・・フィギュアだった

野崎「どんどん遠ざかってないか?これ」

御子柴「っていうかお前も一度くらいやってみろよ!ハマるぞ!」

野崎「えー・・・めんどくさそう・・・」

名無しさん「野崎がギャルゲーとか想像できん・・・」

音声「主人公の名前を入れて下さい」

御子柴「なんか好きな名前入れとけよ」

野崎「好き・・・じゃあ・・・」

画面「鈴木三郎」

御子柴「(!?こいつ・・・自分の漫画のヒーローの名前を・・・!?)」

名無しさん「(鈴木大好きだな)」

音声「あだ名を入力してください」

画面「鈴木(笑)」

名無しさん「(いや・・・本当は嫌いなのか!?)」

御子柴「よし、とりあえず質問に・・・」

女の子「はじめまして!」

主人公「ひっこめ!」

御子柴「は?」

女の子「キャー!落ちるー!」

主人公「蹴りあげる」

名無しさん「え、おい・・・」

女の子「ねぇ、サボっちゃおうか!」

主人公「罵倒する」

御子柴「おい!何してんだよ野崎!」

名無しさん「どう考えても違ぇだろ!」

野崎「・・・きは・・・」

名無しさん「?」

野崎「鈴木はマミコ以外にはふらつかない!」

名無しさん「お前なんでその名前にしたんだよ!」

御子柴「今すぐ変えろ!」

〜その後〜

御子柴「初めは1人に絞って攻略したほうが楽だぞ」

名無しさん「この中(攻略対象一覧)から選べよ」

野崎「うーん・・・じゃあ、これにする」

野崎が指名したのは佐倉似の女の子だった

御子柴「(こいつ・・・どことなく佐倉に似てないか・・・?)」

名無しさん「(野崎・・・もしかして・・・!((ワクワク)」

野崎「このシナリオが1番いいってネットに書いてあった」

御子柴・名無しさん「「ネタバレ読むなよ!!!」」

カオリ「どうしたの?何かあったのなら言ってよ」

野崎「(!これは少女漫画ではお決まりのパターンだな・・・自分だけに見せる弱さにヒロインはときめくはず・・・答えは『愚痴る』だ!)」

カオリ「野崎くんってけっこう小さい人なんだね・・・」

野崎「何故だ・・・!?この女の気持ちが全く追えない・・・!意味がわからない!」

御子柴「とりあえず女目線でギャルゲーやるのやめろよ」

御子柴「大体、弱いところを見たって女はガッカリするだけだろ」

名無しさん「佐倉に聞いてみればいいんじゃね?ほれ」

野崎「いや、何も電話しなくても・・・」

佐倉「もしも・・・ってのっ野崎くん!?」

野崎「・・・佐倉、夜遅くにすまんな・・・その・・・自分の考えに自信がなくなったんだ・・・いや、やっぱり忘れてくれ」

佐倉「(野崎くんが弱ってる!?((キュン)」

御子柴敗北

御子柴「そ、そうだ、名無しさんは弱いところ見たらガッカリするよな?」

名無しさん「俺はー・・・弱ってるところ見たら笑って更に弱るところを見て楽しむな、そういうの見ると笑いがこみ上げてくる」

野崎・御子柴「「(Sだ・・・!!!)」」

名無しさん「つかさ、何で友人活用しねぇの?」

野崎「こんな出会ってすぐに友達面する奴、信用できないだろ」

名無しさん「あ〜わかる」

御子柴「は?」

野崎「俺は知っている、こうやって近づいてきた友人は実は主人公をいじめる大将で、とことん追い詰め絶望させる・・・そしてこのセリフ」

名無しさん「本当は初めて会ったときから大っ嫌いだったのよ!」

御子柴「ゲーム変わっちまうだろ、恋愛どころじゃねぇよ、つか名無しさんそのセリフ様になってるし」

名無しさん「お前は言われるほう(ヒロイン)だよな」

御子柴「いいから安心して友達使えよ・・・」

野崎「・・・そこまで言うなら」

友田「俺の情報特別に見せてやるよ!」

友田「今のところ好感度はこんなもんだな」

友田「映画のチケットやるよ!」

野崎「何故友田はここまで献身的なんだ・・・?」

御子柴「もうそこはどうでもいいだろ・・・」

野崎「いや待て!そうか・・・さては主人公に気があるんだな!なんというアピール!」

御子柴「だからゲーム変わっちまうだろ!ほらNL好きの名無しさんが気分悪くなったじゃねぇか!」

名無しさん「うう・・・ホm((」

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