長い旅(ルパン三世)

□第7話
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次の日、朝起きて私は早速カメラ機能を使うことにした

携帯片手にリビングのドアを開ける

「おはよ〜ございま〜す」

寝起きドッキリ風に言ってみたよ

ルパン「おはよ〜名無しさんちゃん」

次元「やっと起きたか」

五エ門「おはよう、名無しさん殿」

パシャリ!

3人「・・・・・・」

突然のことすぎて呆然とする3人

「初のお写真、いただきました〜ん!」

ルパン「写真・・・?

な〜んだ写真撮ったのね!いいよいいよどんどん撮っちゃって〜!」

次元「勝手なこと言うなルパン!」

五エ門「拙者もあまり写真はな・・・」

「まあまあお2人さんそんなこと言わずにさ〜」

パシャパシャ!

早速次元と五エ門をそれぞれ撮る私

五エ門「と、撮るなと言っただろう!」

「そんな照れながら言っても説得力ないよ!

あっ待って五エ門ちゃーん!」

よほど嫌なのか恥ずかしがってるだけなのか、逃げ出す五エ門

それを携帯を持ったまま追いかける

次元「室内走り回るなっての・・・」

「なら大人しく撮られなって次元ちゃん!」

五エ門を追いかけることをやめて次元を撮り始める

次元「あ!この野郎!また撮りやがったな!」

ルパン「まあまあ次元、五エ門落ち着けよ」

「しょうがないなぁ、じゃあやめるよ

今日は」

ボソリと呟いた言葉に次元と五エ門は謎の危機感を覚えた






写真騒動が終わり、約束通り次元に拳銃を教わることになった

まずは実際に撃ってみようということになり、前に実力比べをしたところに来た

次元「ほらよ」

そう言うと次元は自分のリボルバーを渡した

「えっ次元ちゃんの使っていいの?大事な相棒だし・・・」

しかもこんな私が次元ちゃんのリボルバーを使うなんて恐れ多い!

次元「おいおい変なとこで謙遜かよ

いいから使えって」

「じゃあ遠慮なく・・・うわ、やっぱ結構重量あるんだ」

初めて持ったけど、なんか緊張するな

次元は適当な木によくある的が書いてある紙を貼った

次元「よし、撃ってみな」

いやいやいや!!!

「ちょっと待とう!全然わかんないんだが!」

次元「あぁ?しょうがねぇな」

呆れながら私の後ろに回る

「しょうがねぇなって、初めてなんだから当たり前でしょうよ

というか・・・え?このままやるの?」

次元は私の後ろに回り、私の手の上から銃を構えた

これって完全に『ルパン暗殺指令』のやつや!憧れのヤツや!

うわぁやばい心臓すごい

次元「この方がやりやすいからな

いいか、リボルバーは・・・」

この体勢のまま説明されても!

というか全然わからないし・・・シングルやらダブルやら謎用語

しかも次元ちゃんのかっこいい声が耳元で聞こえる!

次元「んで・・・おい、聞いてんのか

ん?お前さんなんか顔赤いぞ?」

「へっ!?いや、なんでも、ない・・・」

次元「・・・ははーん、お前さん照れてるな?

男慣れしてると思ったが、案外可愛らしいとこもあんじゃねぇか」

「かっ可愛くないし!・・・彼氏いない歴イコール年齢ですから」

自分で言ってて悲しっ

次元「そりゃ意外だな」

いると思われていたのか素で驚かれた

「次元ちゃんは?好きな人いるの?」

やけくそになって聞いてしまったぁあああ!

今までいろんな次元ロマンス回を見てきた私には返事はわかってる、さぁ言うがいいさ!

次元「いねぇよ」

あーはいはい知ってまし・・・は?

「何嘘ついてんのさ!?」

次元「初恋だってまだだ」

ちょっと待ってこの世界の設定どうなってんの!?

次元「お喋りはここまでだ、続けるぞ」





「初めてちゃんと勉強しようと思いました・・・」

次元「まさかここまで初心者とはな」

私はあの後拳銃講座を再開したが、用語が一切わからず一発だけ撃って終わった

初めて撃ったけど、なんというか、言葉に出来ない

次元「とりあえず撃ち方は理解してたようだが・・・まあわかってると思うが基礎知識が全然足りねぇ」

「はい、すんません・・・勉強します」

これはもう明日から受験勉強並に勉強せねば!

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