寄り道(トリコ番外編)

□IGOのハロウィンイベント2
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マンサム「おぉ!なかなか様になってるじゃないか!
お、そうだ・・・ココ、お前が吸血鬼だろう?会長から吸血鬼の衣装の者にこれを渡すように言われているんだ」

そう思い出したように言ったマンサムは、ココにある食材を渡した
他の人達も気になったのか、ココの手元を覗く

ココ「これは・・・ミニトマト?」

マンサムがココに渡したものはミニトマトだった
だが、普通のミニトマトより赤黒い色をしていた

マンサム「ただのトマトじゃないぞ
それはブラットマトと言って、食べると半日〜1日程吸血鬼のようになれる、と会長は言っていた」

サニー「それって、人の血とか吸ったりできるわけ?」

マンサム「まぁ、そういうことだな」

トリコ「へぇ、面白いな!俺が食ってもいいぜ!」

ココ「ダメだよ」

ココは自分の手からトマトを取ろうとするトリコの手を避けながらきっぱりと言った

小松「トリコさんは狼男じゃないですか・・・」

「ココさん、食べてみましょうよ!」

ココ「う、うん・・・」

名無しさんにそう促されて、ココはブラットマトを口にした

トリコ「どうだココ?」

サニー「あ、キバが生えてる」

ココ「本当だ、何か変な感じだな・・・」

サニー言う通り、ブラットマトを食べたココの口からはキバ見えていた

ゼブラ「おい所長、これの効果はこれだけなのか」

マンサム「らしい、な」

サニー「んだそれ!拍子抜けにも程があんだろ!」

マンサム「そう言われてもなぁ・・・ワシも詳しく聞いとらんのでな」

もっと何かを期待していたのか、サニーに責められたマンサムは困ったように頭を掻きながら言った

小松「でもすごくないですか?キバですよキバ!」

「より本物っぽくなっててかっこいいですよココさん!」

ココ「そ、そうかな・・・!」

直球でそう言ってきた名無しさんに赤くなった顔を見られないように顔を背けながら返事をするココ

トリコ「よかったなぁココ、かっこいいだってよ」

ココ「茶化すなよトリコ」

話題になっている本人に聞こえないよう小さい声でからかってきたトリコに、ココはやめろという風に言った

マンサム「さて、これで準備は出来ただろう
では早速出発するぞ!」
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