Truth
□第6話
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───────30分後
「「『ごちそうさまでした!』」」
「あ〜腹いっぱいだ。」
「明日も頑張ろうね。」
ライナーとベルトルトは談笑している。
2人に“あのこと”聞いていいのだろうか。
嘘だったらそれでいい。
嘘であったら、笑い飛ばして全部言おう。
夢の話を。
私は勇気を振り絞った。
『あの…さ。』
「なんだ?」
「どうしたの?」
2人は私を不思議そうに見つめる。
『聞きたいことがある。2人に…。』
「言っていいぞ。」
「なに?」
私はひと呼吸おいて、
『2人は巨人になれるの?』
空気が一瞬で凍りつくのを感じた。