愛されGirl

□2.初めまして
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「あ」



凛はメンバーの中にいる壮五と目が合い、ニコッと微笑む。



「あっ」



壮五が思わず顔を赤くすると、その顔を環にジッと見られた壮五はバッと顔を背ける。



凛は顔を背けられた事に若干傷ついたが、紡の後を追って皆の前に立つ。




「皆さん、おはようございます。今日は前に話した…」

「マネージャーのお姉さん!」

「あっ、はいその話です!えっと、こちらが私の姉です」

「はじめまして、小鳥遊凛です。これからどうぞよろ…」

「OH〜リン!とってーもキュートでーす!」

「うわっ」




挨拶途中で凛はナギに迫られる。




「Hi、マイプリンセス…ワタシは六弥ナギといいます」

「…Hi、ナギさん」




ナギのうっとりする様な表情で手の甲に口づけをされた凛は、あまり慌てていない為皆が驚く。




「凛さん、ナギに全く驚いてないね…」



陸がポカンとした顔で言う横で、三月が凛からナギを引っぺがす。




「悪いな、凛さん。俺はIDOLiSH7のリーダーの二階堂大和だ」



自己紹介をする大和に続き、皆が挨拶をしていく。



「センターの七瀬陸です」

「和泉三月だ」

「和泉一織です」

「四葉、環」

「あ、逢坂壮五、です」



最後に壮五が挨拶すると凛はクスッと笑って「壮五君はもう知ってるよ」と言い、壮五は顔を赤くする。



「皆さん、今日から紡と一緒に皆さんのマネージメントに加わるので、どうぞよろしくお願いします」



凛がお辞儀をすると、皆が「よろしく!」と明るく返す。





「あのそれでは、スタジオへ移動するので皆さん用意をお願いします」

「はーい」



紡がメンバーに声をかけた後、凛にも声をかける。



「凛、私車を正面に回してくるね。前につけたらラビチャするから、みんなを連れて来てくれる?」

「うん、分かった」




紡を見送ると、カバンを取りに一度事務室へと戻ってすぐにレッスン室へとまた戻る。



皆すでに準備万端でレッスン室の床に座り込んでいる。



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