乃木坂物語 〜北海道&大阪編〜

□第2章 過去を乗り越えて
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二年前



それは、まだ名無しが中学1年生の頃・・・




『ただいま〜』



メイド達「おかえりなさいませ名無し様」




ここは、大阪のある家
ある家と言っても大阪1と言われるほどの
かなり大きな家だ
つまり家はお金持ちだった



母「あら、お帰りなさい 今日もお疲れ様ね」



母はとても優しく困っている人を見たら
すぐに助けたがる性格だった




父「お帰り、先に風呂でも入りなさい」



父は普段は母と一緒で優しいが
怒ると厳しいでも、会社では皆に慕われている人だった



『はい、分かりました』

と言って家の大浴槽に入る



そして数10分後


『今、上がりました 今日の夕食はなんですか?』





母『あなたの好きなオムライスよ』





『ほんとに?やった〜久しぶりだなオムライス!』






父「良かったな(笑)」






『はい!』






こんなに楽しい会話が無くなるなんて
この時はまだ何も知るよしもなかった













夏休みに入る1週間前の土曜日・・・



母「ごめんね 大会観に行けなくて」




『大丈夫です!でも、いつか来てくださいね!』



俺がバドミントンをするきっかけを作ってくれたのは母だった
最初の頃は観に来てくれていたが
仕事で忙しくなってからここ1年くらいは
試合を観に来てもらってない




『じゃ、行ってきます!』



母「行ってらっしゃい」




メイド達「行ってらっしゃいませ名無し様」





ちなみにバドミントンの腕は関西一だ





そして、バドミントンの大会が終わり、帰宅した

ちなみに大会は優勝しました




『ただいま〜』





メイド達「おかえりなさいませ名無し様」



『(今日は静かだな)父さんと母さんは?』







メイド「まだ、ご帰宅なられていません」





『そうか、ありがとう』






その日は疲れていたので部屋に戻りすぐ眠ってしまった







そして、翌朝・・・





メイド「大変です名無し様
旦那様と奥様がぁ……」





そこから先はあまり覚えていなかった
ただはっきりと分かったのは
















もう、父さんと母さんに会えないことだった
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