SERVAMP
□第一話
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「えー、文化祭でやる喫茶店の係決めもあと衣装係を残すのみなんですが…」
ちらちらとこっちに向けられる視線。
なんの需要があって私がそんなことしなくちゃいけないいんだよ。
「真夜やれば?お前そう言うの得意だろ?」
『やだ』
「即答かよ…」
呆れたようにこっちを見る彼は、桜哉。
お調子者な、うざいやつ。
ガラッと勢いよく教室のドアが勢いよく開いた。
「めんどくせーなあっ!!いつまで係決めやってんだよ!?決めてる間に試作のクッキー焼けた!食え!!」
こぼれそうになってるクッキーのかごをひとつ引き取ると、ふわりといい匂いがはなをくすぐる。