BIGBANG
□新しい家
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ジヨン「…おお〜」
家は二階建ての木造。
1階には、キッチンや広々としたリビングなど、みんなで過ごすことのできるようなスペースが、2階には、五人分の個室があった。
個室は、さすがに普段住んでいる部屋には劣るものの、十分な広さがあった。
テソン「へぇ、家具もおいてあるんだ」
マネ「あぁ、必要最低限のはな。ちなみに、俺のセンスだ。」
部屋の基本的な色は、暖色系だった。
フロアや壁紙などは、すべて白に近い木材でできているようで、広く大きいソファはこげ茶、テーブルは明るいベージュ、したのふかふかなラグは、落ち着いた赤色だった。
座り心地のよさそうなソファにタプは1人飛び込む。
タプ「うわ!フカフカ。寝そう…」
テソン「タッピョン、寝ないでくださいね。まだ荷物とか運んでないんだから。」
マネ「ほかに必要なやつがあったら、自分たちで揃えろよ」
スンリ「ねぇねぇ、部屋決めません?!」
上から声が聞こえたと思ったら、いつのまにかスンリは上のフロアにいた。
ヨンベ「お前、ちょっとは落ち着けよㅋ」
ジヨン「なんでそんなワクワクしてるんだよㅋㅋ 」
スンリ「だって、共同生活とか久々でちょっと楽しみじゃないですか?さ、早く早く!決めましょうよ!」
ジヨン「ったく。しゃーねぇなぁ。」
ヨンベ「まぁ、荷物はやく片付けたいしな」
タプ「もうちょっとゴロゴロしてたかったなぁ」
テソン「片付けが終わったらいくらでも出来ますよ!」
残りのメンバーも二階へと上がっていく。
みんな、やれやれとでも言うように上がっていくが、全員実はこれからの生活が楽しみでもあるのだ。若干の疑問は残るが。
二階への階段をのぼっていくと、正面にはもはや広間と言ってもいいくらいの幅の広〜〜い廊下に5つの部屋が接していて、右に続くろうかの突き当たりにはトイレらしき部屋、その隣にはお風呂場のようだった。
スンリ「とりあえず早く部屋を決めて、片付けしましょ!」
ヨンベ「そうだな。お昼ご飯もまだだし」
テソン「さて、どうします?そんなに間取りは変わらなさそうだけど、、、」
ジヨン「ここは、タッピョンからだろ。」
タプ「俺?うーん…悩むな。どこでもいいんだけど」
ジヨン「じゃーさ、くじにしない?ほらスンリ、紙とペン持ってこいよ」
スンリ「え、俺もってませんよ」
ジヨン「なんかはあんだろ、早くしろ」
これ以上反論したらあとでジヨンになにを言われるかわからない、と思ったスンリは足早にペンと紙を探し出してもってくる。
ごくろうさん、とジヨンは器用にそれでくじをつくる。
ジヨン「ろうか側から見て右から1.2.3.4.5な。」
そして、全員でくじを引いた結果、、、
右から、ヨンベ、テソン、タプ、スンリ、ジヨン という部屋になった。
ヨンベ「じゃあ、一旦解散だな。一通り終わったら飯でも食おう」
スンリ「ご飯どうするんですか?食べに行くとしてもキツくないですか?」
テソン「なんか冷蔵庫に入ってたら、それで作って食べよう」
タプ「おいスンリ、ひさびさにあのチヂミ作れよ」
ジヨン「材料なかったら、マネに買ってきてもらえばいーじゃん。スンリ、料理役な」
スンリ「はいはい、分かりましたよㅎ 」
そして、ひとまず全員それぞれの作業に入った。。。