青鬼作
□飴と鎖
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美優紀side
はぁ…笑ってるってやっぱり疲れるわ…やけど…バレたらあかん…今日も顔にガーゼを貼っててみんなに心配かけてしまったし…あの時の選択を間違えたんやろうな…
私の家は昔は良かった…3人で仲良く過ごしてた…やけどお父さんの浮気をお母さんが知ってしまい離婚してしまった…お母さんが私のことを引き取った…ここまでは良かったんやろうな…少しして義理の父親ができた…最初は良かったで?
「君が美優紀ちゃん?」
「はい」
「そっかこれからよろしくね?美優紀」
「えっとはい」
「敬語はダメだよ?だって家族だから」
「うん!!"お義父さん"」
「あっ美優紀は飴好き?」
「うん!!」
「じゃああげる」
「ありがとう!!」
あの時飴を受け取ったらダメやったんやろうな…お義父さんは優しくしてくれただけど少ししたら私に暴力を振るうようになったんよ…まぁ虐待やな…あの甘い飴玉は罠やったんやろうな…まるで餌を与えて懐かせて逃げれないように【鎖】を繋がれてるたいや…