リク込み長編

□咲良が咲くほんの前のお話・第2章
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マジックside

なぜ抵抗しない?

どうしてそう簡単に倒れる??

バカじゃない?部長なのにそんな簡単にやられるとか

それともまだ・・・

私のこと舐めてんのかよ!!

「っぐっ・・・」

さっきからどんなに痛めつけてもうめき声しか漏らさない

目の色も変えなくて、じっと私を見つめてくる

「くそっ!!」

こんなのただの八つ当たりで・・・

ヨガなんかもう関係なくて・・・

まだ幼い自分に腹が立って・・・。

さっき折っただろうアバラに向けてもう一度ブーツの先を振り下ろせば初めて声を漏らした

「かはっ!・・・うっ・・・ゲホッ・・・」

声と言うより乾いた悲鳴に近い声で・・・

「ちょっとは・・・加減・・・しろ・・・」

出された声が予想以上に小さくて・・・弱くて非力で

抵抗できないソルトさんに手を出してる自分が情けなかった
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