リク込み長編

□ロウソクの灯(アカシ・第2章
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《恐怖心》遥香side

由依が家に来てくれるのは週二、三回ほど

その時間は私の心がもっとも休まる時間でもあって、一番安心できる時

もっと家に居てほしい。

でもそれなら一緒、またあの人たちがくる・・・

そう思えば理性の糸が切れそうで目の前に由依が居るのにパニックに陥ってしまいそう

「なあ遥香」

そんな私を見てか何気なしに由依が肩を寄せてくれる

「昼からさ、出掛けへん?」

ドキンっと脈が早まって体中に変な汗が流れていく

大丈夫、由依は大丈夫。

由依がいるから

そう思っても・・・理解してても恐怖で体は震えて・・・。

「嫌やったらええで?でもあんまり外でてへんやろ?たまには街歩いてみるんもええんちゃう?」

もし外に出てあの人たちに出会ったら・・・。

由依が傷付いたら・・・。

それこそ私は理性を失う。

由依はかけがえのない私の・・・

親友だから。
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