リクエスト作品
□鈍感コンビ
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バカモノside
なんだよ・・・ソルトさんばっか
ちらっとヨガの方を見てみれば、同じこと思ってんのか顔が・・・ふーきげんってやつか?
イライラしてる。
ヨガはソルトさんが好きだからおたべさんと絡んでるのが嫌みたい
私は・・・おたべさんが好きだから私を見てくれないのは寂しい
「おたべさーーん!」
「ソルトさん」
ヨガと私の声が重なっておたべさんがクスッと笑ったような気がした
ヨガが何も言わなくてもヨガがソルトさんを好きなのを見抜いたくらいだから
私もきっとバレてる
だって時々こっちをみてわざとらしく微笑んだり、頭撫でてくれたり・・・
もてあそばれるもん。
「なーに、ふたり揃って」
ニヤニヤ笑ったおたべさんがソルトさんを庇うように前にたった
「邪魔だ」
むっとしたヨガの顔に楽しそうにおたべさんが更にニヤニヤする
「なんだ・・・?」
ソルトさんがおたべさんの腰を引っ張ってヨガと目を合わせた
いざ目が合ったら、いえ・・・なんて言って目をふせんだからヨガもまだまだだよな。
「バカモノなんか変やなー、ヨガ」
そんなこと言いながら私の頭を優しくなでて唇を人差し指で撫でられる
さっきはあんな偉そうなこと思ってたけど・・・
た、確かに無理だな
おたべさんは腹黒なんだよきっと
わたしの気持ち分かってるくせに・・・