青鬼作

□透明人間
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ぱるるside
私はこんな性格だからなかなか友達ができない…去年は友達が一人もできないで一年が終ってしまった…それに…【透明人間】って渾名をつけられた…今日も…1人か…

「はぁ…暇だな〜…」

今はちょうどお昼休み…屋上でご飯を食べてる…もちろん1人だよ…
ガチャ

「んー!!屋上はやっぱりええな〜」

!?この声…確か同じクラスの横山さん…

「あれっ?あんた確か同じクラスの…」

やっぱり名前覚えてくれてないよね…

「島崎遥香です。」

「じゃあぱるるやな?」ニコニコ

ぱるるって…勝手に渾名つけられても…

「うちのことは由依って呼んでな?あとタメで(笑)」

「うん…てかいいの?私なんかといて?」

「えっ?一緒におったらダメなん?」

「いや…別にいいけど…」

なんなのこの人…私のこと知らないの?…はぁ…

「ぱるっ」

「ん?って顔近い」

「え〜ええやんか〜おっ卵焼きやんかもらいっ」パクッ

はぁ…自由すぎる…人のご飯勝手に食べたし…

「ん〜おいひ〜」

「ぷっ…クスクス…」

ちっちゃい子見たいで可愛い(笑)

「あ〜やっと笑ったな?(笑)ぱるは笑ってる方がかわええで?」

「あっ…ありがとう///」

天然タラシ…もうっ…恥ずかしい…てか人と話したの久しぶりだな〜

「ぱる先戻るな?あっこれメアド良かったらメールしてな?」

ガチャ…
…慣れすぎでしょ…てかメアド書いてなかったよね…あらかじめ用意してたのかな?…


あれから由依と仲良くなってお昼はいつも一緒に食べてるそれによくメールも良くするようになった楽しくなかった学校が今じゃすごく楽しい…

「ぱるっ!!」

「えっ?横山さんがあの透明人間に話しかけてるそれにぱるって…」

やっぱり…私は…【透明人間】だよね…由依といない方が…

「なぁ〜ぱる〜」

「由依…もう私のことほっといていいよ…」

「?なんで?」

「知ってるでしょ?私の渾名…由依は人気者じゃん…私なんかといると」

「そんなん関係ないで?うちはぱるのことがずっと好きやった1年の頃から」

えっ?…今私のこと好きって…1年の頃?由依は違うクラスなはず

「はぁ…もうめんどいわ…ぱる行くで!!」

「えっ?ちょっと!?」グイッ

由依が私の手首を引っ張って走り出した…

「ちょっと由依!!」
ガチャ

ここは屋上…

「ぱる…ごめんな…ずっと知ってたんやぱるがいつも1人でここに居ること…でも話しかける勇気がなかったんよ…」

「知ってたんだ…でもそれだけで嬉しい透明人間って呼ばれてたけどちゃんと認識してくれてる人がいた…」

「ぱるさっきの冗談じゃないで?うちはぱるのことが好きや!!ずっとずっと好きやった!!付き合って欲しいねんけど…うちじゃ嫌か?」

由依に…告白された…

「私も…気づいたら由依のことが好きだった…でも…こんな私でいいの?」

「当たり前や(笑)ぱる…好きや…」

「ありがとう…由依…」

私は由依のことが好きって気づいた時この気持ちは由依に伝えてはいけない…迷惑になるって思ってただけど…良かった…

「由依…」

「ふふっ…ぱる好きやで」チュッ

「///不意打ちとか…ずるい///」

「ごめんごめん(笑)」

この先も由依とずっと一緒にいられますように

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