赤鬼作 短編集
□ヤンデレ?いいえ依存です
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あんにんside
あの子とご飯食べに行った。そんな噂が流れれば必ずジト目で睨んでくる
「どうしたの?そんな睨んで・・・」
わざとらしく首を傾げれば頬をプクッと膨らませる
「誰とも遊ばないで」
「それは無理だよ・・・、ゆりあだけの私じゃないでしょ?」
そう言ってまたにっこり微笑む
「私のあんなちゃんだよ・・・」
そういや最近、あんなちゃん呼びになった。ってどうでもいっか・・・
「そのぶん休みの時間はゆりあの隣にいるでしょ?」
「ご飯食べに行けてないよ」
粘るな〜。でもそこがまた可愛いんだけどね。
頭をぽんぽん軽く叩いて、頬に手を添えた
「じゃあ今日はゆりあの隣にいる。それでいい?」
「今日はじゃない。いつも隣に居てよ」
可愛いな・・・ほんと。
ゆりあの事は大好きだけどその、わがままっぷりには最近お手上げ状態。
イヤな訳じゃないんだよ。
そこまで大切に思ってくれて嬉しいし
「ゆりあの隣は私だけ。でも人付き合いも大切だから」
「私がいればそれでいいじゃん」
ヤンデレ彼女が可愛すぎて
今日の疲れも全部流してくれる。
ヤンデレって言うより私に依存しすぎてるんだな・・・って他人事のようにポツリ・・・
依存しすぎな彼女に今日も困って癒されて・・・
私だって好きなんだよ?でもそんな表に出せないじゃん・・・
言葉には出せないけど、大好き!
ずっと隣に居てくれますか?