リクエスト小説

□英雄のGW
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「父さん! 明日から、ゴールデンウイークだから、何処かに連れてってよ!


全ての始まりは、このカイルの何気ない1言がきっかけだった。


「そういえば、明日からゴールデンウイークだったな・・・」


「すっかり忘れてたわね〜」


「ね〜ね〜何処かに連れてってよ〜」


「あ〜も〜 分かったわよ煩いわね〜」


「やった! で、何処に行くの?」


「それは着いてからの楽しみよ」


「え〜? つまんないよ!」


「聞いた方がつまらないわよ。」


「う〜。」


「はい、話はこれでおしまい


私は、用意があるから、もう話しかけないでね」


そう言うとルーティは、明日の準備に取り掛かった。


「俺も準備に取り掛かるとするか お前も準備しとけよ」


スタンもそう言うと、部屋に戻っていった。


カイルも言われたとおり、部屋に戻り、明日からの準備に取り掛かる。


「どんな服を着ていこうかな〜


おみあげも考えないとな〜」


わくわくしながら用意を進め


大体終わったところで、カイルは寝てしまった。


カイルが寝てしまってから、ルーティと、スタンが話を始めた。


「寝た?」


「ああ、寝たようだな」


「そっ、それは良かったわ それで、どうするの本当に」


「行き先の事か? う〜ん、リーネで良いんじゃないか?」


「そうね、あそこなら、人もいないだろうし。」


「どういう意味だよ!」


「ゆっくり出来そうって意味よ」


「そ、そうか? まあ、行き先も決まったし、俺たちも寝るか。」


「そうね 明日は忙しくなりそうだわ。」


そんな訳で、次の日リーネに行く事となった。


次の日、ルーティはフライパンを打ち鳴らし、カイルを起こす


「カイル! そろそろ起きなさい!」


「うううう、分かった」


「忘れ物無いわね! 出発するわよ!」


そんなこんなで、準備もそこそこに出発する


クレスタから、ダリルシェイド空港まで、車で行く


「世の中移動が便利になったわね〜」


「ああ、これなら、モンスターにも会わないで行けるぞ!」


移動は便利だが、避けては通れない問題が発生した。


「何で動かないのよ!」


「そういわれても、こうびっしりあるとなあ・・・」


「まだ着かないの〜? もう疲れてきたよ〜」


そう渋滞だ ゴールデンウイークとなれば、その量は半端じゃない。


やっとの思いでダリルシェイド空港に到着した。


「わ〜 飛行機に乗るのって、初めてだ! 楽しみだな〜」


「やっと元気になったわね」


「ああ、俺はもううんざりだよ」


「帰りも頼むわね」


スタンはがっくりと肩を落とした。


ここで時間となり、飛行機で一路ノイシュタットに向かう


この時点でカイルには行き先が分かったようだ。


「リーネのリリスおばさんの所に行くんだね!」


「ああ、そうだよ」


そんな会話をしている間に、飛行機は、ノイシュタットに到着した。


ここからは、車を借りて、リーネに向かう


「さすが田舎ね〜 全然車が走ってないわ」


「うっ、馬鹿にされてるけど、言われたとおりだ」


ルーティの言うとおり、道はスカスカだった。


ダリルシェイドに行くのとは、比べようが無いくらい、早く着いた


カイルは早速リリスの家に向かう。


ルーティと、スタンは車を止め、ゆっくりと後を追う。


そんな中、バッカスが、スタンに声をかけてきた。


「なあなあスタン 今乗ってきたのって、もしかして、車か?」


「あ、ああそうだけど?」


「凄いなお前! こんなのに乗れるのか?」


「まあな、免許持ってるし」


「見せてくれよ!」


スタンは言われるままに、免許証を見せた。


「おお、これが免許証か!」


「そんなにビックするようなもんじゃないだろ?」


大人達が、子供のような会話をしてる中、カイルはリリスの家に飛び込んでいった。


「叔母さ〜ん こんにちわ〜」


「あら、カイル いらっしゃい 良く来たわね」


「こんにちはリリス」


「あら、ルーティさん てことは、お兄ちゃんも来てるのね」


「ええ、もうじき来るわ」


そうなことを話している内に、スタンが、家の中に入ってきた。


「お兄ちゃんいらっしゃい!」


そして3人はゆっくりと過した


帰りにまた渋滞にはまるのは、また別の話

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