長夢〜願いはたった一つ〜
□平穏な日々
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『よかったー、これでお風呂上りも楽になるわ!!』
私はニコニコしながら部屋をでて縁側に向かった。
途中原田さんにあった。
「秋月。何してるんだ?」
『原田さん!これから永倉さんに髪の毛を切ってもらおうと思って!!』
私はにこっとして説明した。
「・・・髪の毛??」
私の説明に原田さんはピクッと反応した。
『・・?原田さん??』
私はいつもと違う原田さんを心配して顔を覗き込む。
「・・・お前前に俺が言ったよな?」
原田さんの言葉に私は前に髪を切るなって言われたことを思い出した。
『あ・・・・』
私は冷や汗をかいた。
「思い出したか・・・?」
『・・・はい・・・。でもっ!!』
私はめげずに原田さんに理由を説明した。
『髪が長すぎて邪魔だし、お風呂上りも全然乾かないし・・・それに!!風邪引いちゃいます〜〜』
そこまでいうと原田さんはため息をついて私を見た。
「ったく、しょうがねぇなぁ・・・」
『じゃぁ!!』
原田さんの言葉に私は目を輝かせる。
「あぁ、ただし新八は駄目だ!!俺がきる。」
『へ?まぁ、私はいいですけど・・・』
そういうと原田さんは私の手をとり縁側に向かった。