長夢〜志 あなたと共に〜
□会津藩からの要請
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『・・・なに？』
「日暮組長、臨時集会です。広間に。」
『・・・・・非番なのに・・・。』
私は山崎に八つ当たりする。
「・・・」
『分かった！！すぐに行く！！』
あくびをして屋根から下りて私は広間に行く。
少ししか寝れなかった・・・。せっかくいい気持ちだったのに・・・。鬼め！！
広間に着くと巡察に行ってきた新八たちも居た。
『なに？？』
「不機嫌そうだな。楓。」
新八が苦笑いする。
『せっかくお昼寝してたのに・・・。』
「まぁ、しょうがねぇよ。臨時なんだからな。」
左之が私を諭す。
『わかってる。』
そういうと近藤さんが広間に入ってくる。
「会津藩から正式な要請があった。今から総出陣の準備をする。」
はー。出動要請か。ならしょうがないかな！！
「てめぇら！！さっさと準備しやがれ。」
「ったく、遅すぎだろ。要請が。」
『まったくです』
私は土方さんに同意する。
『さっ、準備しよ！！』
「そういえば千鶴ちゃんも機会があったら出動したいって言ってたよな？」
新八が千鶴を見る。
『そうなの？』
「あっ、でも・・・・」
「てめぇは屯所でおとなしくしとけ。」
土方さんの言葉に千鶴はすこしシュンとする。
山南さんも冷たく言い放つ。
だけど一が珍しくかばってくれて近藤さんも許可を出してくれた。
『戦場にいくって自覚があるならいいとおもうよ。』
私はにっこり言う。
「わかりました！参加させていただきます。」
千鶴は決心した。