長夢〜願いはたった一つ〜
□私は選ぶ
1ページ/4ページ
とりあえず仙台城の中の広間に移動した私たち。
平助くんたちからお千ちゃんの奪還と山南さんの最期を聞いて、私たちのことも話した。
「・・・秋月・・・。俺たちのために悪かったな・・・。」
『何言ってるの。平助くん。千鶴ちゃんを守ってくれてありがとう!!二人が無事で本当によかったわ!!』
「まさか、羅刹を元の人間に戻せるなんて・・・」
お千ちゃんと風間さんは驚いていた。
『じゃぁ・・・・・』
私は左之助さんを見る。左之助さんは優しく見つめ返してくれて頭を撫でてくれる。
「あぁ。」
かぐや・・・・お願い・・・・・
私は眼を閉じてかぐやに話しかける。
次に目を開けると・・・
「ふぅ。やっと出てこられた・・・久しいな。」
私はかぐやに身体を預けた。