長夢〜願いはたった一つ〜


□愛おしい人
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『やっと・・・ついた・・・』

迷いに迷ってやっとついた江戸の町。



って私!!!新選組の皆がいるとこ知らない!!!!がーーーーん!!

こんなとき携帯があれば・・・・泣



『どどどどうしよう・・・』

しかも今は夜だし、なんか不気味だし・・・人が全然いない・・・。



「おい、お前・・・」

声をかけられくるっと振り返れば、刀をもった人。


辻斬り!!!?
こんな誰もいないのに!!!


『・・・・』
私はじりっと後ずさる。

そうすると相手も私に歩み寄る。


バッ

私は身を翻して駆け出す。

それを追う男。



やだっやだっ!!!
左之助さ・・・・


体力も尽きて足がもつれ転ぶ。
じりじりと男が近寄る。
男が刀を振り上げた瞬間。

『左之助さんッッ!!!!』

私は愛おしい人の名前を叫んだ。



ザシュッ


私に斬りかかろうとした男がゆっくり目の前に倒れおちた・・・

そしてその後ろには・・・
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