長夢〜願いはたった一つ〜


□信じる心
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『・・・・え?私そんなに眠っていたの!?』

千鶴ちゃんに私が3日ほど眠っていたことを聞かされる。

「そうですよ!!皆さん心配してて・・・特に原田さんは隊務などないときはなるべく秋月さんのそばにいらっしゃいましたよ。」

『そんな・・・全然知らなかったわ・・・』

日が暮れていたからか、自分がそんなに眠っていたなんて分からなかった。

「・・・その3日で・・・平助くんと斉藤さんは伊東さんと共に御陵衛士として新撰組を抜けました・・・」

隣で寝ている千鶴ちゃんは悲しそうな表情を浮かべた。

「私は・・・止めることができませんでした・・・。」
「皆のこと嫌いになったわけじゃないって・・・でも今は伊東さんについて行ってこの国に何が必要なのか見てみたいって・・・」


『そう・・・・』

私はそれだけ言うと千鶴ちゃんの頭を撫でた。

『皆・・・辛かったね・・・。』



平助くん・・・斉藤さん・・・

私は二人の姿を思い浮かべながら眠りについた。
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