長夢〜同居人はイケメン君!〜

□08 自然とでるこの想い
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りんさんはパソコンと格闘している。

しっかり仕事モードのりんさんに俺は邪魔しちゃ悪いと思いながらも手持ち無沙汰になり、部屋を色々見る。

古いスケッチブックが置いてあり手を伸ばしてみる。

スケッチブックを見てみると、古い感じのデザイン画が何枚か出てきた。




なんか・・・これいいな。

りんさんに似合いそうだな。




ソファにすわりながらパラパラめくる。




ずいぶん年季の入ったスケッチブックだな。

大事なやつか・・・?



『なーに見てるの??』

りんさんが俺の後ろから覗きこむ。

目線を反らせばりんさんの横顔がかなり至近距離。

「!!りんさん。終わったのか??」

『うん。まぁねー♪』
『あ・・・これ・・・。』


「勝手にわりぃな。ちょっと気になって・・・駄目だったか?」

『ううん。左之くんどのデザインが気に入った??』

そういってりんさんはスケッチブックを持っている俺の手に添えた。

「あ・・あぁ。俺は・・・これだな。」

パラッと捲って一番最初のデザインを見せる。


『・・・・これ??』

りんさんは目を見開き驚く。



??なんか悪いこといったか??



「いや、細かいことはわかんねぇんだけどよ?・・・なんかこれいいなって・・・。」
「わりぃ。」

思わず焦って弁解しようとする俺。


『あっ!!全然・・・すっごく嬉しい・・・。』



えっ?と思い顔を上げると真っ赤に頬を染めて目を細めるりんさん。


『左之くん・・・ありがとう・・・。』

今までになりぐらいのりんさんの笑顔に俺は自然と言葉がでた。
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