長夢〜同居人はイケメン君!〜
□07 仕事とはこういうもの
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5月になりました!
ハイ、追い込まれています・・・りんです。
なぜかというと・・・ブライダル業界には年に二度新作ドレスの発表会があるんだよね・・・それが8月で、今月末までに今期の新作のデザインをあげなきゃいけないんだよね。
自分のデザインを2着。スタッフからの公募のデザインから3着選ぼうと思ってて、最終チェックが私で。でも大学の講座もあって・・・
とにかく大忙しです。
「大丈夫か?」
コーヒーがのみたくなってリビングに下りてくるとバイト帰りの左之くん。
『今帰り?お疲れさまー!!ちょっと休憩♪』
にっこり微笑むと左之くんは俺が淹れてやるっていって私をソファーに座らしてくれた。
優しいな・・・。
「忙しいんだな?」
カップをもらって左之くんも私の隣に座る。
『まぁねー・・・この時期はしょうがないんだよね。』
私は苦笑いを浮かべる。
「大変だな。」
『でも好きだからねぇ!こんなのまだまだ序の口よ?』
こんなので弱音を吐いている場合じゃない!!っていって握り拳をつくる。
すると左之くんは何もいわずに肩を抱き寄せそのまま頭をポンポンと撫でてくれる。
『・・・サービスいいね。』
「こんなんでよけりゃいつでもやってやるよ。」
『じゃぁ、甘えちゃおう♪』
そういって左之くんの肩に頭を預ける。
ん・・・落ち着く・・・・
ゆっくりまぶたが重くなって私は目を閉じた。