長夢〜同居人はイケメン君!〜

□04 中庭LUNCH
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はぁー・・・終わらない。

大学で教授室を一部屋もらえた私は部屋の整理に追われていた。


昨日も結局夜中までかかったもんなー・・
ちょっと休憩しよ。

天気もいいし外で食べようかな。
女子大生見たいし。可愛い子いっぱいいそうだもんねー♪


そう思って中庭にやってくると名前を呼ばれる。

『左之くん。』

振り返れば芝生広場の真ん中にある桜の木の下にいる左之くん仲間たち。

手招きしてるから言ってみると昨日の子たちから自己紹介された。

永倉新八くんに新井美優さん、そして木村愛美さん。

木村さん・・_・めちゃくちゃ睨んでます。



はぁー・・・左之くんはモテモテだねー・・・

でもこれでいいのか?来年は就職活動でその次は社会人だよ?三年生になったんだしそろそろ自覚してもいいんじゃないかなー・・・




そう思いながらも笑顔で対応する。


『そういえば新井さんは講座希望だしてくれたんだよね?』

「あ、はい!!私外国語科なんですけど将来ウェディング業界に興味があって・・・無知なんですけど大丈夫ですか?」

『そっか!ありがとう。大丈夫。専門的なことはほとんどしないから。楽しめると思うわよ?』

『もし本気でブライダル業界やりたいなら、私の仕事も見学させてあげる。でも多分嫌になると思うけど・・・』

「嫌になる???」

会話に入ってくる左之くん。

『うん。私仕事には厳しいから。』

「へぇ。」

そして左之くんと少し話していると彼の後ろからはものすごい視線。

『・・・はぁ。えっと・・・木村さん?そんなに睨まないでくれるかな?』

私は左之くんの後ろにいる木村さんに話しかける。
それでもきつく睨みつける。

「おい、愛美。」
左之くんが木村さんを睨むのを私は静かに止める。
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