長夢〜志 あなたと共に〜
□不穏な動き
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年があけまた新しい一年がやってくる。
あれから私のほうからも伊東に探りを入れてみるも、さすが参謀と言ったところかあまり口を出してこない。
平助に色々話しているのは分かっているが平助に聞いたって口を割るほど平助も馬鹿じゃない。
どうしたもんかなーーーー。
私じゃきっとだめだなーーーーー。うん、絶対警戒されてるもんな。
こういうのがうまそうな人じゃないと・・・
新八は論外だし、左之は・・・伊東さんの好みじゃない。総司は病気だからあんまり負担かけたくないし・・・
うんやっぱり一かな。
そろそろ土方さんに話す時期かな。
『よしっ!!行くか!!』
私は金平糖を口に含み土方さんの部屋に向かう。
『ひっじかったさーーーーん!!!』
スパーーーンッ
「てめぇ。楓、静かに入ってこいって何回言った?」
『今年はまだ初めてです。』
「てめぇ・・・」
『まぁまぁ。』
私は土方さんを軽く流し襖をしめて座布団を敷いてその上に座る。