長夢〜志 あなたと共に〜
□報奨金で島原
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「いやぁ!!左之よくやった!!!」
さっきから新八は上機嫌。
左之が報奨金でご馳走したいなんて・・・
さすがいい男だ!!
そして新八。お前はそんなだから島原の女に袖にされるんだ。
『左之。ご馳走さま!!今日はおいしい酒好きなだけ飲ませてもらうね!!』
「だなっ!!楓!!」
私と平助は笑いあう。
「お前らはちょっと遠慮しろよ?」
左之の笑顔が引きつってるけど・・・気にしません!!
座敷につきおいしそうなご飯にお酒が準備される。
そして君菊という花魁が入ってきて遊女の人達も入ってきてお酌してくれる。
楽しい宴の始まりだ。
君菊さんは土方さんにべったりしてお酌する。
うん。美男美女だな。黙ってれば土方さん良い尾\男なのに・・・。残念だ。
私がそう思いながらお酒に口をつける。
新八が私に寄りかかってくる。
『新八。重い。』
「なんだよぉ!!楓〜〜〜・・・」
私の隣にいる千鶴は苦笑いしてる。
そして酒も進み、左之が席を立って厠といって部屋を後にする。
私はどうしても左之の様子が気になって少しして部屋を抜ける。