長夢〜志 あなたと共に〜

□嬉しくない再会
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『なんでだからいつも私が非番のときに合議が入るのよ・・・。』

ぶつぶつ言いながら広間に入ると皆もう集まっていた。

「おせぇ。」
『・・・すみませんでした。』
私は不機嫌そうに謝って新八の隣にいく。

『なんでかな・・・非番なのに・・・。』
「ははっ。ついてねぇな。」


皆が集まったことを確認して近藤さんが話し始める。



『ふーん。将軍様の警護ね。』
皆が歓声を上げてる中私は冷静に言う。

「嬉しくないんですか?」

左之の隣にいる千鶴が聞いてくる。

『・・・どう?』
私は二人に目線を移す。

「まぁ、政治にはあまり興味はねぇな。」
「あぁ。将軍様に褒められたくてやってるわけじゃねぇからな。」

『だね。まぁ、私たちのこと京の人たちにも認めてもらえたってところは嬉しいけどね!!』

「だな。」
「あぁ。」

「そうなんですねー。」

そんな風に話を聞いていると、ふと平助の姿が目に入る。


・・・平助?なんか様子が変だな・・・。



そう思っていながらも近藤さんの話が聞こえてきて私は話に入る。

『近藤さん!今回総司は外してもらえません?』

「あぁ。変な咳してるし、体調不良だ。」

「む・・・そうなのか?大丈夫か?総司。」

「楓ちゃんと土方さんが過保護なんですよ。」

総司ははぁ。とため息をつく。
そして平助も自身から体調不良だと申し出て屯所待機になった。


・・・・・なんかあったかなー・・・。


近藤さんは土方さんと隊の編成を指示する。

千鶴も参加したいと申し出て、伝令役になり参加することになった。


んんー・・・平助のことも気になるけど今は目の前の隊務に集中するか!!


そして私たちは警護の任にあたった。
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