長夢〜志 あなたと共に〜
□会津藩からの要請
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『ん〜〜〜〜・・・いい天気だ。』
私は久々の非番ということで屯所の屋根に上って日向ぼっこ。
そこに玄関先から声が聞こえる。
『新八〜左之〜千鶴〜・・・いってらっしゃーい!』
私の声に千鶴はきょろきょろして新八が屋根にいる私に気づく。
「おっ!楓!非番か?」
『うん〜日向ぼっこ中。』
「楓さん!!」
千鶴はおろおろする。
「そんなとこ上ってると土方さんに怒られるぞ?」
左之はクスクス笑う。
『大丈夫〜。その前に逃げるから。』
「ははっ。そうか!!」
『新八〜。おみやげよろしく〜〜〜』
『いってらっしゃーい。』
「あぁ。いってくるぜ!!」
そういって私は3人を見送った。
そのまままた屋根にもどり日向ぼっこ。
いい天気だなぁ・・・・久々の何もない非番・・・。嬉しすぎる!!!
しかもこんな天気がいいなんて。
幸せ〜〜〜〜。
私は金平糖を頬張りながらつかの間の休息を楽しんだ。