長夢〜同居人はイケメン君!〜

□09 追い詰められます
2ページ/4ページ

はぁ・・・これで準備終わりっと・・・。


ちょっと疲れたな〜〜〜・・・

新作デザインの締め切りまで残り5日だし。
追い込み時だよねぇ・・・この時期が一番辛いわー・・・



明後日がスタッフの最終チェックの日。
そのときに私のデザインも一緒に見せる予定・・


まだ、これっていうデザインが思いついてないんだよね・・・どうしたもんか・・・



途中で買った缶コーヒーに口をつけて机のうえに寄りかかる。


『うぬー・・・』


「なんだよ、その声。」

クスクス笑うほうを向けばいつもの優しい彼の姿。

『む・・・失礼な。』

「ははっ、わりぃわりぃ。」

そう笑う左之くんは私の隣に来て、ビニール袋を差し出す。

「ん。」

『??』


私はそれを受け取って中身を見る。
そこにはおにぎりとお茶とチョコレート。

『これ・・・』

「食べてないだろ?」

私がバッと顔を上げると優しそうに微笑む左之くん。

『バレてた?』

「バレバレ」

『ありがとーーー』

そういって私はおにぎりを頬張る。

『仕事してると・・・ついね?』

「知ってるぜ。もう少しなんだろ?あんま無理して倒れるなよ?」

私の頭をポンポン撫でる左之くん。

『心配しすぎだよー・・・』

「心配なんだよ!」

『///・・・はい。』




はぁ・・・。私年上なのに・・・。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ