長夢〜同居人はイケメン君!〜

□08 自然とでるこの想い
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「りんさん。・・・好きだ・・・。」

りんさんの腕を掴んでまっすぐ瞳を見つめて伝えた言葉。

『え??』

思わず目を見開くりんさん。


「わりぃ。まだ出逢って間もないのは分かってんだが・・・」

『・・・・・』

「・・・迷惑か?」

『・・・・迷惑じゃないけど・・・』

「けど・・・?」

『オバちゃんだよ?左之くんなら可愛い子いくらでも・・・』


俺はソファに膝立ちしてりんさんと目線を合わせる。

「りんさんがいい。」

『どうしよう・・・・。』

「りんさんが俺のこと男として見てないのは分かってる。ゆっくりでいいから・・・俺のこと男として見てくれないか?」

『・・・それは私ずるい女じゃない?』

「ずるくてもいいさ。」

『わかった。じゃぁ左之くんも本当に私でいいのか考えて。』

「俺の気持ちは変わんないさ。」

『わかんないわよ?左之くんはよりどりみどりなんだから。』

りんさんは俺の肩に両手を置いて俺のおでこと自分のおでこをくっつける。


「///りんさん。」

『なぁに?』

「キスしていいか?」

『だめ。』

「ちっ。なら・・・」

そういって俺はソファから降りてりんさんのほうに回って抱きしめる。

『ちょっ!』

「いいだろ。これぐらい。」

10センチヒールを履いているりんさんはちょうど俺の肩ぐらいに目線がくる位置。

俺は背中と腰に腕を回す。


『・・・しょうがないな。』

そういうとりんさんも俺の背中に手を回してくれた。



「これから覚悟しとけよ?りんさん。」

耳元でそう囁けばりんさんは顔を真っ赤にさせる。



宣戦布告だな・・・よし。これからだ・・・。
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