長夢〜同居人はイケメン君!〜
□08 自然とでるこの想い
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びっりした・・・。やっと仕事が終わって左之くんに目を向けると・・・
はうっ!!!私の初デザインブックを見てるじゃないですか!!!どこから引っ張り出した!!お前さん!!!
平静を装ってソファに腰掛けている左之くんに近づいて声をかけると・・・
左之くんが選んでくれたのは初めて描いた私のデザイン。
私が自分でいつか着たいなって夢見たウェディングドレス。綺麗めなAラインドレス。
かわいらしいプリンセスドレスよりすこし綺麗目なAラインドレス。
いつかこんなドレスが着たいなーと思って私が描いた最初の一枚。
私にとって思い入れのある一枚だ。
普通は後ろのほうのデザインを選ぶんだけどなぁ・・・デザインの勉強もして綺麗だし。
そんなことを思い、胸がドキドキする。
それでも嬉しくて笑顔を向ける。
!!!??え!!?左之くんが??私を!!?
思わず目を丸くしてびっくりしてあいた口がふさがらない。
でも・・・
そう思って言葉を伝えようとしても、左之くんの方が一枚も二枚も上手。
・・・こんな5個も年下なのに・・・かなわない。
そうするといつの間にか左之くんに抱きしめられる。
なんだろ・・・左之くんといると落ち着いたり、嬉しくなったり・・・
ドキドキする。
これからゆっくり考えよう。