長夢〜同居人はイケメン君!〜

□04 中庭LUNCH
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『貴女ね?気になる彼と一緒にすんでる女が気にくわないのは大いに分かるわ。でもここは学校で、私は講師。貴女は生徒なの。わかる?内心むかつくとかイライラするとか思っててもせめて笑顔を向けなさい?』

『今もう貴女は大学三年生で来年は就職活動があるの。社会に出たら理不尽なこと、気にくわないこといっぱいあるわよ?そのたんびにそんな中学生みたいな嫉妬をさらけだすの?』

『そんな子供は誰も必要としてくれないわ?今も言われてこの女むかつくとか思ってるかもしれないけど、社会に出たら誰も注意なんかしてくれないんだから。ありがたいと思ってよね?』

『別に謝ってほしいわけじゃないから、謝らなくていいし。ただ心にとどめておきなさい?いつまでも子供じゃいけないんだってこと。』



あーーーーぁ。言い過ぎちゃったー言い過ぎたー。まぁ全部本当のことだけどね?

木村さんは唇かみ締めて悔しそうにしてるし、他の三人はびっくりしてるし。

あーあ。嫌な雰囲気だなー。


『はい。この話はおーわり♪あ、新井さん?私の仕事みたかったら5月ごろ機会があると思うからまた声をかけるわ。』

そう新井さんににっこり微笑んだ。

すると後ろから呼ばれた。

「おぉ!ここにいたのか日暮くん。」

『??あっ!芹沢学長。』
呼ばれて振り返れば懐かしい人の顔。
私は席を立って芹沢さんに近寄る。

『ご無沙汰しております。このたびは素敵なお誘いありがとうございます。』

「いやいやこちらこそ・・・熱心に頼んだ甲斐があったよ。君には期待しておるよ。」

『ありがとうございます。それで・・・』
私はあるお願いを芹沢さんにする。


「そんなことならいくらでも使ってくれ。」

『さすが芹沢さんです!また近くなりましたら・・・』

「あぁ。承知した。」


芹沢さんは上機嫌でその場を後にした。
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