現代パロ・お話
□Sweet home 〜こんな暮らしあり?〜
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私が仕事を終えて、帰ろうとすると、後ろから声を掛けられた。
晋作さんと俊太郎さんだ。
晋「もう仕事は終わったのか?」
「うん。今日は、直入も無かったし、平和な病棟だったから、残業なしだったよ。こんなの久しぶり。」
俊「そうやなぁ。今日は外来も少なかったさかい。せやけど、藍屋はんはキリキリしてるんやおまへんかなぁ?」
すると、そのすぐ後ろから、秋斉さんが顔を出した。。
秋「わてがどないしたんかえ?」
俊「今日は、患者はんが少なかったさかい、経営者としては嫌やおまへんかと思うとっただけや。」
秋「わてかて、そない事で、嫌やおまへん。たまにはわてかて早う帰りたいさかい。」
晋「それもそうだな。」
私達は、そう言いながら、皆で俊太郎さんの車に乗り込んだ。
向かったのは、皆で住んでいるシェアハウス。
そう、私達は、ここで9人で生活している。
他の5人は・・・もちろん、彼ら。
家に着いて、のんびりしていると、誰かが帰って来たようだった。
翔「ただいまぁ〜」
龍「今帰ったぜよ。」
翔太君と龍馬さんだ。
「お帰りなさい。今日は皆早いね。」
翔「おっ、今日は○○早いなぁ。今日の食事当番、俺と龍馬さんだろ?だから、早く帰ってきたつもりだったんだけどな。」
「たまたま今日は定時で上がれただけだから、気にしないで。」
龍「材料は買ってきたんじゃ。直ぐ作るきに。」
「はい。龍馬さんの作るパスタ、大好きだから、楽しみにしてます。」
龍「ほうか。そいじゃあ、張り切って作るきに。」
そう言うと、二人は、そのままキッチンに向かった。
翔太君は、スーツのジャケットを脱ぐと、ワイシャツを腕まくりしている。
片手でネクタイを緩める仕草も、ちょっとカッコイイ。
龍馬さんは、今日はラフな格好だ。
ゼミだけの日は、ラフな格好で出かける事が多いと言っていたけれど、今日もそうだったのかな?
そんな事を思いながら、私はリビングに向かった。