現代パロ・お話
□Time and again
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「あんさんが何処に居っても、わては見つけます。」
「・・・・様。」
「ほな・・・約束や。」
私がそっと目を閉じると、唇に柔らかな感触が触れた。
触れるだけの優しい口付け。
それが離れて、目を開けようとすると・・・・
「ジリジリジリ〜〜〜〜」
私はがばっと起き上がる。
「・・・夢か・・・。」
ここ最近、同じような夢ばかりを見ている気がする。
でも、はっきりとは思いだせない。
相手の顔も、靄がかかっているようではっきりとしないし、私が名前を呼んでいるのに、その名前も思い出せない。
「あああ。もう何なの?」
ぶんぶんと首を振りながらそう言いうも、ずっと心のどこかで引っかかっていた。
私はこんな恋愛をしていたのだろうか?
大きな愛に包まれるような・・・そんな大人な彼と。
・・・・まぁいいか。
私は起きて、学校へ行く準備をしていた。