めいこい
□【鏡芽】飢えそう。
1ページ/3ページ
鏡花side
「鏡花さんっ、お腹が空きました…」
お昼時に芽衣が来た。
『あんたさぁ…自分から自炊しようと思わないわけ?』
最近芽衣は、僕の家にいちいちきては、「お腹すいた!」とか言いながら泣きついてくる。
芽衣がこう、いつも来るのは自分が懲りもなく食事につれてってやるからだとおもう。
『あんたさぁ、いつか嫁ぐんだからちゃんと料理しなよ。』
「鏡花さんと食べたいんです。駄目…ですか?」
『……………』
「………」
『はぁ、わかった。でも今日で最後だからね?!』
こう吐き捨てながらも内心は芽衣と食事に行けるっ…て思って、歓喜してるんだけれどね。