虚無ノ欠片

□第壱話
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遥「そんな、ありがとうなんてこっちこそ毎日毎日朝飯ご馳走になってすいません」

祈「何言ってるの?遥斗君は家族みたいな者なんだからそんなの気にしないの。良いわね?」

遥「…ありがとうございます」

トタトタ…足音が近づいて制服に着替えた雪葉が顔を見せる

雪「母様、おはよう御座います。遥斗お待たせ、早く食べて行こうか?」

遥「そうだな。そんじゃいっただきます〜!」

二人は朝食をとり学校に向かうのであった

雪、遥「行って来ます」

祈「行ってらっしゃい」

そうして二人はいつもの道を通り登校をしていた。そうして

〜朝〜8時頃 学校到着

女A「おはよう、遥斗君!それと空乃さん」

遥「はよ〜」ニカ!

雪「おはようございます」

遥斗はクラスの人気者だ僕とは違う。
僕は人が苦手だ。それを知ってか知らずか僕の周りに人だかりが出来ぬようにいつも遥斗がクラスの輪の真ん中に居る。そして必ず僕に笑いかける安心してて平気だと言うように。今日もまたそれに甘えてしまう僕は最低だ…

遥「雪葉!何考えてるか当ててやろうか?変な事考えんなよ!俺はお前に笑っていて欲しいだけだからさ」

雪「別に、何も。席につくからじゃあね」

遥斗は勘が鋭い僕の些細な事にも敏感に気づく。たまにやりづらい事がある

雪葉の席は窓際の一番後ろ
遥斗の席は雪葉の左隣
雪葉の正面は空席だ 

授業が始まりお昼休み放課後あっという間に1日が終るそんな日常がずっと続くものだと思っていた。でも、そんな日常はこの日で終焉を迎える事になる…
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