グリムワール学園

□第5章 生徒会会議と昔話
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ル「…2人は昨日《サタナキア》による襲撃に合い今は休んで貰っている最中だ。…安心して欲しい《命》に別状は無い。怪我も軽いものですんだ。」

?「…話しと違うのではないですか?会長殿。襲撃と申しますが我々が聞かされていた話では襲撃はまだ先の事だと…」

ラ「それについては、こちらも迅速に対応するべく情報を集めている最中です。近い内にまとまった話を報告する予定です。」

?「これだから《生徒会》はダメねぇ?早く私が所属する《機動隊》に任せてもらえればこんな失態は起こさないわ!!」

リ「…黙ってろ!俺らは何もしてない訳じゃねーよ。俺ら《生徒会》が《失態》なんて犯すわけねーだろ!チビが!!」

?「…っな!何ですってぇ?私に向かって言ったの?何?痛い目に合いたいわけ?自分がちょーっと背が高いからっていい気なるんじゃないわ!」

?「…ふん、騒がしい少しは静かに出来ないのか?」

?「何よ!文句あるの?!相変わらず根暗が偉そうに喋るんじゃないわ!」

?「…誰に物を言う?相手を見て言ったらどうだ…」

一人の者の発言から話がずれ生徒会室は騒がしくなる。当初の目的から外れ一向に話が進まないでいたが一人の声で辺りは静寂へと変わる。

ル「静粛に願います…今はいがみ合うべき時ではないはずです。それともまた、《あの方》に全てを任せる気なのですか?…いい加減にしたらどうだ?!」

リ「…落ち着け!ルカ、今はお前が仕切ってくんねーとまとまらねぇーだろ」

ルカの一声で辺りは静まる。何故ならいつも穏和に話を進めたがるルカが声を荒げて話したからだ。ルカの怒りを感じとり言葉を発する事が出来なかったのだ。

それを止めたのはリドだった。気をとりなをし話は本題に入る。

ル「皆さんに集まって貰ったのは他でもない。《学園》の《秩序》の《強化》を徹底するためです。勿論我々生徒会も日々努力してますが皆さんの《管轄》にも被害がでる前に力を合わせ《対処》をしようと思うのです」

ラ「それぞれのグループに別れ我々は違う活動をしていますが、今は《共同》した方が《安全策》だと思うのです。」

?「そんなの《弱い者》が言う事でしょう?私には関係ないわ?だって私は《強い》私の部下もそんじょそこらの奴よりよっぽど役に立つもの!」

?「…ふん。《共同》承知した」

?「ちょっと無視しないでよ!」
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